【会社設立】GMOあおぞらネット銀行の有用性

司法書士の植田麻友です。

皆様はネット銀行を利用されていますか。近年ネット銀行は非常に利用しやすくなっております。実店舗がないため不便に感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、手数料が安く、借入にあたっても金利が低いこともあるのがメリットとなります。

しかし、税金の支払いには対応していないネット銀行も多く、事業者が利用するという点では不便なことも多かったのですが、最近はGMOあおぞらネット銀行が非常に使いやすくなっており、その点についてお伝えできればと存じます。

Pay-easy（ペイジー）に対応

2023年1月16日より、GMOあおぞらネット銀行はペイジーに対応しています。Pay-easy（ペイジー）は公共料金などの決済を想定して作られたサービスです。請求書に記載された番号を、インターネットバンキングやATMの画面から入力すると、支払金額が自動的に表示され、簡単に支払うことができます。また、ほとんどの場合、手数料も発生しません。

日本政策金融公庫　国民生活事業/中小企業事業融資金返済の口座振替に対応

口座振替により株式会社日本政策金融公庫（以下、日本政策金融公庫）の国民生活事業および中小企業事業における融資金のご返済が可能となりました。今までは対応できるネット銀行がなかったため、これも非常に有用です。前述とペイジーとあわせて、スタートアップ企業にとってはGMOあおぞらネット銀行を利用するきっかけとなるでしょう。

 

法人登記完了前にオンラインで法人口座の開設申込が可能

通常、法人の口座を開設するには、その会社の登記簿謄本が必要となります。そのため、口座開設の申込ができるのは、どうしても会社の設立登記の完了後となってしまいます。しかし、GMOあおぞらネット銀行については、会社登記完了後の謄本がなくとも、口座開設の申込が可能となりました。

新しく会社を設立する場合には、即座に口座が必要なケースもあります。その場合に、このサービスを利用することで迅速な口座開設が可能となるでしょう。

※ただし、申し込みが可能なだけで必ず審査を通過するわけではないので注意しましょう。

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司法書士・行政書士/植田麻友

1988年岸和田生まれ、堺育ち。2011年司法書士試験合格。父親が中小企業経営者であったが、幼い頃に会社が倒産し、貧しい子供時代を過ごした経験から中小企業支援を決意。経営者とその家族まで支援できる企業・事業承継支援を行う。